2015年11月

2015年11月8日 登校拒否を考える島原親の会 (長崎県島原市)

<テーマ> 不登校と自己肯定感 ~子どもの心を聴く~

島原講演会<感想>
●不登校やひきこもりの子どもの苦しみや親の気持ちのやるせなさを感じ、どうしたらいいのか、どういう声かけをしたらいいのかを具体的に学ぶことが出来ました。子どもは、自分から考えて決めることが出来るのを信じ、温かい家庭を作ることが大切だということがわかりました。親の悩みを同じ親同士で共感し合う仲間がいて、聴いてあげることが大切だということがわかりました。
●中学1年生の夏休みから部活に行きたがらず、現在も学校に行っていない。話を聞き、状況がわかり、親として安心して子どもを見守ることが出来ます。声のかけ方など学ぶことができました。
●今日は講演会に参加できて良かったです。これからもこういう機会がありましたら、参加させてもらいたいと思いました。子どもも加嶋先生に担任の先生になってもらってたら良かったのになと思いました。小学校の先生にもこの講演を聞いてもらいたかったです。
●中学校の相談員をしております。子どもたちにどう寄り添うかということをいつも考えております。先生のお話でたくさん勇気を持てました。ありがとうございました。
●適応教室から学校へ「チャレンジ登校」をしている生徒。彼女にとって学校が安心できる場所になる日が来るのだろうか‥‥と思いながら、1日の中の数分から10分くらいをつきあうだけの日々。加嶋先生の話を聞いていたら、それでもいいのかな‥‥、まだ来てくれるだけでも繋がっていられるのかな‥‥。彼女の中の、彼女の一部分でもいいから理解者でありたいと思う。
●私は10代なのですが、お話を聞いて、親の気持ちが少しわかった気がします。講演会、聞けて良かったです。
●今日はありがとうございました。先回りしがちの対応でしたが、子ども自身の力を信じて待ちたいと思います。
●不登校の支援=親の支援ということ、悩んでいる子どもの数以上に親がいることがわかりました。1週間に1つずつクリアするなどがわかりました。寄り添う場所として、こうした場所があるんだなとわかりました。
●先生ご自身のご体験から話されることは、大変身にしみて心に響きました。とても貴重な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
●親の思い通りにならなくても良いと少しずつ思うようになりました。星の会一同のメッセージ、ありがとうございました。共感することが多かったです。本当の寄り添いをわかったような感じがします。
●加嶋先生のおだやかな語り口を聞きながら、上手く言葉にできないのですが、じんわりとあたたかいものを頂いたような気がします。自分の湖をもぐり、中の子どもたちとその保護者の方達と、また明日から僅かな歩みを続けていきたいと思いました。また、ぜひお話しをうかがいたいとと思います。ありがとうございました。
●心にしみるお話でした。大人(親)は自分が楽になりたいから自分の都合でついつい寄り添ってしまいますよね。メッセージが心に残りました。
●“子どもの立場で考える” “親の不安を子どもにぶつけている自分”がわかりました。学校に行かない→勉強がわからなくなるを第1優先に考えていたけれど、子どもが苦しんでいること、心の叫びがわかった気がします。子どもの声を聴くこと、共感することをスタートにしたいと思います。本当にありがとうございました。
●教職員であり、成人した子どもの母親ですが、自分の価値観を押しつけていることを感じました。今後、子どもとどう接していいのか、迷いながらも接していこうと思いました。結果を急ぎすぎないことを常に心にとめて過ごしていきたいと思います。ありがとうございました。
●今日、先生のお話をお聞きする機会を与えられたことに感謝しています。本当に子どもの心に寄り添ってきたのか、自分が安心したいためだけの声かけだったのではないかと反省しました。もっと早く、このようなお話を聞くことができたら、もっと早く子どもの心をわかってあげられたのではないかと。まだまだ修行が足りなく、つい子どもの成長を急いでしまったりもするのですが、少しずつ子どもの心に寄り添うことができるようになれると思います。
●私だけがこんな思いをしているのではないということを感じさせていただき、ホッとするひとときを過ごさせていただきました。
●私は養護教諭として勤務をしています。我が校の子どもたちも、我が子も不登校ではないのですが、いつか不登校になるかもしれない‥‥との心配・不安はあります。今日は、子どもにどう接してあげるといいのかを知りたいと思い参加しました。「子どもだけでなく、親の支援を」との言葉にハッとした自分がいます。保護者と接することも多いので、保護者さんの思いにもよりそえる、同じ立場で共感し合える教師でありたいと思いました。また、子どもを理解し、安心感を与えられる教師でありたい、保健室が安心して過ごすことのできる場にしたいと思いました。今日は、このような機会を作っていただきありがとうございました。もし、私や私の周りの人が相談したい時は、ぜひ、相談させて下さい。
●以前、通級担当をしていて、先生が体験されたの同様の立場の子どもに関わった時のことを思い出しました。心を聴くということの大切さがよくわかりました。今も、子どもや高校生と関わる機会がありますので、その親への支援ができるように、今日の話を参考にさせていただきます。
●メッセージを交えながらの講演で、とてもわかりやすかったです。それぞれの立場で聴いていて、理解しやすい内容でした。ありがとうございました。
●「子どもの心の声を聴く」これまでも聴こうとしてきましたが、これからはバージョンアップして聴ける気がします。子どもの立場に立って捉える力をもっと高めたいと思いました。今日の講演を聞くことで得をしたなと、幸せな気持ちになりました。これからも、ご活躍下さい。
●自分自身の子育てを見直す機会にもなりました。ありがとうございました。子どもの心によりそえる親になりたいです。
●とても勉強になりました。子どもの心を聴きとることをめざしていきたいと思いました。“明日何かを始めることは期待しないでいつか始めることは期待して”すごくわかりました。
●「すねる」行動をする生徒がいます。これからよりそいながらいろいろな話を聞いてあげて、共感することができると良いなあと思います。「そこをつく」‥‥希望があるという言葉に救われました。一緒に苦しみ、よりそいながらゆっくりゆっくり待とうと思います。
●加嶋先生の講演を聴いて、子どもの自己肯定感とは何かを理解できたような気がします。居場所づくりの大切さ、今回、特に自己決定とは‥‥自己肯定感とは何かをすこしわかった気がします。先生のお話は実体験に基づいて話をして下さっているので、本当にわかりやすかったです。
●今日、この講演会に参加できて本当に良かったです。経験に基づいたお話だったので、真に心にしみました。自分が苦しかった時を思い出し、今の幸せをかみしめました。ありがとうございました。
●数十年教員をしていて、今年初めて不登校の子どもを担任しています.今までは「牛乳を飲んでもお腹を壊さない子」ばかりだったのでしょうね。親やその子を孤立させないように、という思いはいつもあります。「よりそう」ということを忘れずにいたいなと思っていました。それが、まちがっていないのだなと、背中を押していただいた気分です。周囲は焦らず「自己決定」する力、時をじっと待たないといけないんですね。
(以下略)

2015年11月5日 爽風館高校懇談会 (大分県大分市)

<ミニ講演テーマ> 不登校の理解と親にできること
不登校はかつては「本人の性格」「親の育て方」に原因があるとされてきました。とじこもり・家庭内暴力・昼夜逆転の生活などは鬱病の初期症状として見られ、治療の対象でした。
しかし、1992年に文科省(当時の文部省)が「不登校はどの子にも起こりうる」という認識の転換をしました。これまでの「本人の性格」「親の育て方」の問題であるとは限らないとしたのです。
このミニ講演では、不登校を子どもの立場から理解することと、子どもの心を聴くことの2つの点でお話ししました。
その後、グループカウンセリングを行いました。

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