コラム

つらさを受けとめるということ④

子どもの声なき声を聴きとる他者

 「子どもの苦しさを受けとめるだけで良いのでしょうか?」  「そんなことをしていたら、ますます子どもは学校に行かなくなるのではないでしょうか?」  そうした声を聞くことがあります。親や教師にしてみれば、ある意味当然の思い  …続きを読む>>

つらさを受けとめるということ➂

まずは、親のつらさから

 子どもは、自分の存在をかけて苦しさや不安を訴えてくることがあります。「今日はお腹が痛いし…休もうかな…。」という言葉もその一つです。しかし、親の方は子どものつらさを受けとめることはむずかしいです。なぜなら、親自身が孤立  …続きを読む>>

つらさを受けとめるということ②

考えることにエネルギーを使う

 子どもが、学校に行くかどうかを迷って苦しそうにしているからと言って、保護者が「そんなに苦しいのなら、学校を休んだら…。」と言っても、子どもが楽になるとは限りません。(勿論、子どもの気持ちを無視して、無理やりに学校に行か  …続きを読む>>

つらさを受けとめるということ➀

マニュアルを乗り越える

 斎藤環さんという「ひきこもり」に関してはかなり有名な精神科医がいます。その方は「ひきこもり救出マニュアル」(PHP研究所)という本の中で、「ひきこもり」の対応のあり方を細かく詳しく書いています。読みながら「なるほどなあ  …続きを読む>>