大分民教連研修会で講演
<主催>大分民教連
<場所>コンパルホール
<テーマ>
不登校と社会的自立
~変わる子どもと親への支援~
<内容>
(1)はじめに ~不登校とは~
(2)変わる不登校の支援 ~混ぜると危険~
(3)自分とむき合う ~自己肯定感の話~
(4)社会的自立 ~今を生きる~
(5)“親支援”は子ども支援
(6)おわりに
【参加者の声】
・公教育や私学で教え寄り添う側としての苦しみとのつきあい方も聞いてみたいと思いました。
・講演をうかがい、これまで私は学校に行くことが前提ですべてを考えていましたが、それが根底から覆り、考えていかなければならないとわかりました。
学校や教師側の意図が必ずしも、子どもにとってよいこととは限らず、早期解決にこだわらないことが大切なのかなと思いました。
・久しぶりに会えて話をきけてよかったです。自分が自分であって大丈夫、生きるとはどの困難を選ぶのか、私も自分にふさわしい困難をえらんで生きたいです。人間賛歌の講演でしたね。
・ほんとうに心にこもったおはなしで「ウンウン」とうなずくことがたくさんありました。加嶋さんのいうことで自分のきもちも整理できました。退職していますが、地域の子や孫たちに今日の講演を少しでも役に立てたいと思います。忘れないように心にきざみこみます。
・加嶋先生の長年に渡るご経験・実践に基づき、分析・整理・統合されたお話をお聞きし、学ぶことばかりでした。お時間があれば、不登校の急増が示していることや学校(教育)で教師には何ができるのか、何が求められているのかについてもお聞きしたいと思いました。「不登校」をしながら、子どもたちは精一杯悩み、考え、様々に学んでいること、子どもが「~したい」ということを尊重すること「一緒に雨に濡れ」ながら考え、時間を共有し、「一緒にゆれる」という言葉に大事なことを教えていただいたと思います。
・“社会的自立とは適切に他者に依存すること”というのがすごくわかりやすかった。不登校の子の思いを知る機会が貴重だったし、子どもファーストで考えるというのがどういうことか何となく感覚的に理解できました。「生きる」とはどの困難を選ぶかという言葉も残っています。
・人間として大切なものを教えられました。
・自己肯定感の本当の意味がつかめたおはなしでした。不登校の問題について、まとめてきけてよかったです。
・最近、自己肯定感と自尊心について考えています。おもしろいです、自分で深く考えるのが…
大谷効果も「おっ」とひらめきました。
・子どもの思いを大切にすること親支援の大切さ、重要性をあらためて理解することができました。
・子どもの生きる力を信じられる大人になりたいと思いました。
どんな状態の子どもに対しても同じように接する“犬”の存在がいいという話、すとんと落ちました。でも親は犬になれないことも。
・加嶋さんのお話をはじめて、ゆっくりききました。私達が思っていることの違いやまちがっていることがよくわかりました。自分がどう生きたいのかは子どもだけでなく、私達自身の課題でもあります。
・30年の「星の会」での経験の積み重ねと、ご自身の経験(子育て)から、得られた言葉の数々、とても納得(ストンと落ちる)しました。
教育の世界も不登校についてのとらえ方が様々に変化し、ようやく本人に向けた方向になってきたと思います。社会はまだまだですが。
・よかったっです。どうしても不安(こちらの)から、こもっている子どもたちを何とかひっぱり出したいと試行錯誤するのですが。でも、つながりだけは持っておきたいと思います。それは必要ですよね?!
・子どもが学校に行き渋ると、「何かしなければ」「どうしないといけないのか」等々どうにかすることを考えがちだけれど、あせらずに、今の子どもの気持ちを大切にしていきたいと思いました。
・とてもよかったです。まだまだ聞きたいことがたくさんあります。自己肯定感と自尊感情のちがうこともストンと心におちました。どの困難を選ぶか、「~したい」と決めることができるようになるって、大事なことが不登校で育つことが伝えてもらってよかった。
「自分に合った幸せの形を生きる」というコトバも伝えてもらってよかったです。自分の子どもと重ね合わせました。本当に苦しかったんだろうなぁと…。なかなかそう思えない私がいます。
・不登校児の親としての悩んできた道すじそのままをあらわにしてもらって、とても胸にささりました。
・とても考えさせられる講演でした。
・今月だけで3回目の加嶋さんの講演でしたが、何度聞いても、飽きることなく、楽しめました。復習の意味でも有意義な時間となりました。
・不登校の息子の自己肯定感は低いといつも感じていたので、小さな事でも良い所を見つけほめたり、手伝ってくれたら感謝の気持ちを伝え、“あなたはダメではない”と言葉にしています。今日のお話で自己肯定感と自尊感情の違いを気づけて良かったです。大人が良いと思う方向と子供の意思はちがうこと、ついつい大きなお世話をしちゃいがちです。“~したい”と子供が決めての挫折は経験になる、ということも忘れずにいたいです!
・「社会的自立」「自己肯定感」知っている言葉ですが、私がとらえている意味とちがいました。そう考えると子どもたちにきつい思いをさせていたのかもしれません。子どもの「~したい」という気持ち、優先させてあげたい…しかしこれからの将来どう生きていくんだろうと思うと、どうしたらいいんだろうと思ってしまいます。家庭的なことを考えるとどう生きていけるんだろうと思います。
・加嶋さんの話が、胸に響いて、今までの考え方を転換させられました。今までの自分はどれだけ「~させる」接し方をしてきたのだろうと猛反省させられました。
・自立について再確認できました。
・不登校の子を持つ親として、途中で紹介して頂いた母親の詩に共感し、涙があふれました。
そのままの子供を受け入れること、それがいい、それでいい、そう思いました。
・私の子どもは3人不登校を経験しました。
・加嶋先生のお話がすべて、心にひびき、同じ思いを感じました。
たくさんメモをとったので、家に帰ってからも、見返したいと思います。